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「メイク・イット・ビッグ」Wham!

もはやワム!と言えばクリスマスシーズンにのみ思い出される「ラスト・クリスマス」の人、
というイメージがしないでもないですが、
80年代を青春まっただ中で生きた人間にとっては忘れられないグループなのです。

僕にとっての初ワム!(笑)はこの「Make it Big」。
このジャケットは日本盤のジャケットで、輸入盤は二人の顔がアップになった物。
でも、やっぱ思い入れはこっちのジャケットの方だよなーw

中学生にとってはアルバム1枚買うのも一ヶ月分の小遣い、全額投資するギャンブル。
もちろん、レンタルレコードという「サンプル視聴」は存分に使わせてもらいましたが(笑)
思いだしてみると気にいった物はちゃんと購入してたなあ。
歌詞カードとか対訳ももちろん欲しかったし。

このアルバムはワム!にとっては2作目のフルアルバム。
「ウキウキ・ウェイクミーアップ」なぞという、今では口にするのも恥ずかしい邦題が付いた
ドアタマのトラックから、超良質のポップスが続きます。
当時の感想。
「8曲って値段のわりに少なくね?」
まあ、しかし内容が濃かったって事で。

「Like a Baby」などのしっとりとしたスローなんぞもサラリとこなし、
20歳そこそこの若者と考えたら、この多彩っぷりには驚愕します。
「フリーダム」とか「ケアレス・ウィスパー」などのヒット曲も入ってたんだけど、
このアルバムで一番好きだったのは「Heartbeat」と「If you were There」の2曲でした。

ただ流行を追っかけてただけの中学生とは言え、
のちに50’sPopsにハマって行く事を予感(Heartbeatはフィル・スペクター風のアレンジ)させ、
そしてその後、黒人音楽(if you were thereはアイズレーブラザーズのカバー)に
ハマって行く道筋がはっきりとこの時点で示されていますね(笑)

いや、そう考えると人間の好みってやっぱ子供の時にすでに作られているのかなあ、と。


Published inCD:80年代音楽

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