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「フラッシュポイント」The Rolling Stones

ストーンズが最初に来日したのは1990年2月。あん時ゃちょうど高校卒業した時でしたよ。「今度来るかどうかわからん」「まずキースが死ぬ」とかの怪情報が流れまくり、これは見とかねば、たとえ曲を知らずとも。なんていう使命感から1989年の年末からバイトを重ね、チケットを買い損ねて落胆していたにも関わらず、なぜか行きつけの楽器屋でチケットが買えてしまいまして、行きました1990年2月27日の最終公演に!

彼女との卒業旅行?そんなもんいつでも行ける!
しかしストーンズはもう見れないかも知れないんだ!(曲知らんけど・・)

なわけで男ばっかの友人達と夜行バスに乗って出かけましたよ。
しかも初の東京。(東京でしかライブがなかった)
朝方に新宿に着いて「牛丼太郎」って変な名前の牛丼屋で牛丼食って
山手線みて「あ!原宿!」ってんで行ってみたものの、
朝7時じゃどこも開いてませんわ。
しかたないんで明治神宮の境内で寒さをしのぎながら睡眠とってw
結局、どこにも行けなくて開場16時なのに12時ぐらいに東京ドーム行って。
ここでも眠くて仕方なくて、みんなで縮こまって会場近くでうたた寝して
(なんで喫茶店とか行かなかったんだろうか・・)
16時になって、ようやくドームの中に入って、そこでもまたうたた寝して
「起きたら終わってたとかどーしよーw」とか言いながら。

18時。電気が消えてSEの「Continental Drift」が流れ出し一瞬、SEがカットアウト!
そして「ドカーン!」と花火が上がって
キースの「Start me up」から始まったストーンズのライヴ!
鳥肌たった感触は20年近くたった今でも覚えてる。
二曲目の「Bitch」はすでに知らん曲やったけど(笑)

そんな日本公演を含んだ「Steel Wheel Tour」のライブ盤がこの「Flash Point」。
例によってミックのヴォーカルの録りなおし等、さんざん手が入りまくってるライブアルバムですが、このアルバムが出るまでのライブ盤と違って音質が格段にいいし、なんと言っても冒頭のSE~Start me upが収録されているから絶対に忘れられない思い出なのです。
たしか数曲はあの日本公演からも収録されてたんじゃなかったかな。

このライブアルバムはこれまでにはめずらしくシングル曲中心のライブ盤になってます。
「Jumpin’ Jack Flash」と「(I Cant’ Get no)Satisfaction」が同時に入ってるライブアルバムはこれしかない。
(シャイン・ア・ライトではこの2曲が同時収録されてる模様:08/12/8追記)
キースの歌う「Can’t be Seen」も渋くてすごく良いです。
普通なら「Happy」が収録されてもよさそうなもんやけど、
なぜかこっちが選ばれたようです。
(確かキースは当日「Can’t be Seen」と「Happy」の2曲歌ってたはず)
あと、今はもうやめちゃったビル・ワイマン(Ba)在籍時の
最後のライブアルバムでもある。

「もう見れないかも知れない」と言いながらあれから4回も来日してやがるストーンズですが、やっぱ「勢い」ってのはどんどん失われている気がしますね(笑)
なんかもう伝統芸能見てるような感じが(泣)
しかも最近はチケットも高いしあんま見に行く気はしないですわね。

「ストーンズってどんなライブやってんの?」って人には一番取っつきやすいアルバムかも知れません。
ストーンズのライブ盤の中では奇跡の様に演奏も音もまともですw
個人的には「スティル・ライフ」のグタグタっぷりが一番好きなんですけどね(笑)

しかしオマケ的に入ってるラストのスタジオ録音がなんかもう、適当すぎて笑える。
絶対これ、適当な曲つなげて作ったろ?的なエエカゲンさ
がすぐわかってしまうんだよなー。
だから、いつもライブ盤ラストの
「サティスファクション」で聞くのをやめてしまうのでした。


Published inCD:90年代音楽

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