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「ロックン・ロール」John Lennon

中学生の時にビートルズの魅力に取り憑かれて、正規盤~海賊盤と聞きあさった後に手を着けるのはやっぱり、解散後の各メンバーのソロワークです。

ポール・マッカートニーに関しては当時(今も)存命だったのと、ヒット曲を連発(当時、Say Say Sayがヒットしてた)してたので、各ソロ~ウィングスまでは軽い気持ちで聞けたんですが、ジョンのアルバムは「なんかコワイ」という、不思議な観点で聴くのを躊躇してた部分がありました。

そりゃ、「Two Virgins」とかのジャケみて聴こうか、という気にはあまりなりませんわね。

そんな中で最初に聴いたのがこのカバーアルバム「Rock’n’Roll」でした。
理由は知ってる曲が多かったのと、あとジャケの格好良さ(笑)

このアルバムは1975年に発売されたんですが
色々と紆余曲折があったみたいですね。
遡る事、1969年。ビートルズは「アビィ・ロード」をリリースしたんですが
シングル曲でもあった「カム・トゥゲザー」が
「You Can’t Catch me」のパクリやないかいと
作者のチャック・ベリーサイドから抗議を受けまして
(歌詞とメロは確かに引用してる)
告訴せんとったるから、なんかワシの曲をカバーしろという
まあ、もうヤクザ♪な申し出を受けたのがきっかけ。

解散後、しばらくして件のフィル・スペクター(プロデューサー)と
このアルバムを作り始めたわけですが
当時、フィルもジョンも私生活ボロボロでして
酒飲みながらスタジオで暴れるわ
ベロベロでヴォーカル録音するわ
フィルがマスターテープ持って失踪してまうわと
まあ、まともには録音が進まんかったわけです。

このアルバムの制作は一旦中止となり
ジョンは「心の壁、愛の橋」を制作。

で、マスターテープが戻ってきて制作再開。
その新しい録音現場を仕切ってたのが、なんともまあ
チャック・ベリーサイドのレヴィというおっさんという
まさに「Too Much Monkey Business」な展開w

ジョンのユーモアなのか、レヴィおっさんの指示なのか
「You Can’t Catch me」は「Come Together」そっくりの
アレンジになっていて、このいきさつを知ってると
思わず「オイオイオイオイww」とにやける事うけあい。

出来上がったアルバム自体は、そんな陰なエピソードを
ほとんど感じさせない軽いノリで
特にベン・E・キングのヒット曲「Stand by me」や
ファッツ・ドミノの「Ain’t that a Shame」などで
聴ける、あの張り裂けんばかりのキレイなシャウトは
「おお、ジョンかっけえ!」と声に出てしまいます。

最近の再発盤にはボーナストラックが4曲収録されてる様です。

  1. エンジェル・ベイビー – Angel Baby
  2. トゥ・ノウ・ハー・イズ・トゥ・ラヴ・ハー – To Know Her Is To Love Her
  3. マイ・ベイビー・レフト・ミー – Since My Baby Left Me
  4. ジャスト・ビコーズ(リプライズ) – Just Because(Reprise)
    実質は3曲か。

このアルバムはほんとうによく聴きました。
カバーのセンスもよいけども
小難しい事を言わないジョン・レノンが聴けるのもまたいい。
純粋に「ヴォーカリスト・ジョン」を感じれるのが
このアルバムが好きな一番の理由なのかもしれません。


Published inCD:70年代音楽

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