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「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」

プリンスが死んでしまった。享年57歳。
あまりにも突然すぎて、そして早すぎた死に現実感がほとんどない。
ここ最近のアルバムは確かに耳にしていなかったけれど、
隠居してしまうような人ではない、というイメージは「パープル・レイン」から
立て続けに毎年アルバムを出していた時のイメージを僕はそのまま持っている。

この「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」は前作「パープル・レイン」から
たった10ヶ月しか経っていない1985年4月にリリースされた。
映画「パープル・レイン」を見た興奮そのままにこのアルバムを
レンタルレコードで借りて来て針を落としたのをよく覚えています。

1曲目のタイトル曲のイントロのエスニックなメロディーに乗せて
流れ出すガムランのようなリズム。
前作の1曲目「レッツ・ゴー・クレイジー」とはまるで違う感触に
中学生の自分には肩すかしというかとてつもない違和感しかなかった。

4曲目の「Raspberry Beret」まで来て、ようやく聞きやすい曲が。
この曲はこのアルバムからの最初のシングルだったので
やっぱり売る方もそれを考慮したのかな、と思いました。

最初に耳に付いた曲はこれとあと「Pop Life」。
この曲はこのアルバムからの第二弾シングルでしたね。

正直、借りて来て最初に聴いた感覚としては「よくわからない」というものでしたが
何度も何度も聴いてみると、2曲目「ペイズリー・パーク」の
リズムボックスの音なんかは前作からの流用ですし、
3曲目「コンディション・オブ・ザ・ハート」の壮大なピアノイントロから
流れ出す殿下の歌声にシビれてきたのですね。

5曲目「タンバリン」のなんとも言えないエロい感じ。
大人になってから聞くとそのリズムの格好良さに気づいたりもしました。

結局、このアルバムは数ヶ月後にレコードを買ってしまいました。
B面は「Pop Life」以外、あんまり好きな曲はなかったのですが
A面の流れはものすごく自分に取っては心地よいものだったので。

このアルバムの次作「パレード」はもう予約してすぐに買いましたからね。
その頃にはすっかりファンになってしまっていたのです。

今回の訃報は正直マイケル・ジャクソンの時よりも個人的にはショック。
隠居することなく活動しまくっていた矢先だけに、ね。


Published inCD:80年代

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