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「Cafe Bohemia」佐野元春

佐野元春というアーティストを知ったのは例によって兄貴経由。当時兄貴の部屋ではしょっちゅうベスト盤であった「No Damege」が流れてました。

そのカセットを黙ってパクって聞いてたのが最初の出会い。
兄貴はあんまり頭が良くないのでパクられた事に気付いてなかったみたいです。

この頃はまだ「Visitors」が出る直前。
自分もまだ確か中学生になるかならないか。
洋楽にしか興味がなかった僕は、この「No Damege」カセットだけでよかった。
中学生になってからはビートルズしか興味がなくなった。
ところが中学の終わり頃にバンドブームの兆し、そして
あの「10代の代弁者」尾崎豊が登場して俄然、邦楽の比重が高まり始めた。
僕もギターを手に入れた。
強制丸刈りがバンドを組んで見よう見まねでやりはじめた。

そんな時にテレビから流れてきたのが「Wild Hearts」のPV。

なにこのオトナな雰囲気。高そうな犬まで歩いてるやん。
夜の校舎窓ガラス壊して回ろうとしてた僕はショックだった。
盗んだバイクも返しにいった。

そうして聞いた「Cafe Bohemia」。
言葉の渦と洗練されたサウンド。
「土曜の夜、仕事で車を走らせていた
ラジオに流れるリズムアンドブルーズ、
昔よく口ずさんだメロディー」
こんなオトナになりたいと思った。

そして1987年7月31日。大阪城ホールに僕はいた。
高校1年生。髪の毛は少しずつ伸びてきていた。
Cafe Bohemia Meeting。大阪城ホール2Days初日。

ステージには幕が下ろされ、
その幕の前にシンプルなセットがあった。
たった5人で「アンジェリーナ」「ダウンタウンボーイ」
そして「悲しきRadio」。
原曲よりもスピーディでロックンロールなアレンジ。

元春がただ一人、ステージに残ってMC。

「それでは紹介します。僕のバンド、Heartland!」
その瞬間、幕がパーンと落ちてフル編成のバンドが!
「カフェ・ボヘミアのテーマ」が流れ出した。

20年以上経った今でも忘れない。
あの感動は、あれを越える感動は未だにないかも知れぬ。
「99ブルース」も「インディヴィジュアリスト」も
最高にイカしてた。

このアルバムを聴くとあの大阪城ホールが脳裏に浮かぶ。
そして「Christmas time in Blue」
こんなにハートフルなクリスマスソングは日本にはそうない。
「きっとキミは来ない」とかもそれはそれでいいけれどもw

でもこれ以降の元春とはけっこう距離を置き始めたんだよな。
次作「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」が
あまりにも肌にあわんかったせいもあって。
今なら聴けたりするのかな。

このアルバムは僕にとっては青春の金字塔。
たぶん死ぬまで聞き続けるだろう。

そしてあの日のステージも絶対に忘れない。

文句なしの☆5つじゃい。


Published inCD:80年代音楽

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