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3rd「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 」The Beatles

本国オリジナルアルバム3枚目。

原題は「A Hard Day’s Night」なんだけど、この当時を象徴するようなこの邦題www
ちなみにこれをつけたのは「いやー映画ってホント素晴らしいですね!」の水野晴朗さんですって。
シベリア超特急も真っ青な邦題でございます。

このアルバムは今までとは違い、カバー曲が一切入っておらず、全てレノン・マッカートニー作で収められてる(ジョージが曲提供してないので全アルバム中唯一とも言えます)のが特徴。
厳密に言うとこのLennon/McCartneyはクレジット上の表記であって、実際はジョン作が10曲を占めるという、ジョンファンにとってはたまらない作品。
あと、初主演映画のサウンドトラック盤でもあるのが特徴でしょうか。

さて、相変わらずの一発目のインパクトのビートルズアルバム。
こののっけの「ジャーン!」でやられてしまった人も多いはず。
これは2008年になってから数学教授が解明したという記事を出すぐらいに
音楽史に残るイントロになっています。
その記事はこちらで読めます

このアルバムもアメリカでは編集盤が出されています。
the-beatles-a-hard-days-night-usa-version
こっちのアルバムの方が、映画で使われたインストなんぞも入っていて
サントラとしては楽しめるかな。
未だに、こっちの方は日本盤は出ていませんが。

このアルバムは最初ステレオ盤でレコードを買ったんですが
モノラルミックスとの違いがありすぎるアルバムでした。
このアルバムよりビートルズは4トラックレコーディングになるんですが
ボーカルを「ダブルトラック」という方法で録音するのを
やたらと多用しはじめます。
まあ、4回重ねて録音できるわけですし。

1回歌って録音したその上に、
もう一度同じ歌を録音するという形なんですが
なんと、ステレオ盤ではダブルトラック、
そしてモノラルではシングルトラックというミックスが
下記の曲でされているのですね。

「恋に落ちたら(If I Fell)」
「アンド・アイ・ラヴ・ハー」
「テル・ミー・ホワイ」
映画のビデオではシングルトラックが使用されてたので
ステレオ盤聞いたときに「あれー?なんか違うぞ」と思ってたら
こういう事だったという。

あと、「恋する二人(I Should Have Known Better)」の
イントロのハーモニカがステレオとモノラルではフレーズが違う。

今売られてるCDはほとんどモノラルミックスが採用されていて
逆にステレオ盤が懐かしくなったりw
でもなんでか「アンド・アイ・ラブ・ハー」だけは
ダブルトラックの方がCDに採用されてるんだよなあ。

「僕が泣く(I’ll Cry Instead)」はアメリカ盤に収められた方は
大サビの繰り返しが1回多い。
(映画ビデオの冒頭に入ってるバージョンです)

あとアメリカ盤の「レアリティーズVol.2」ってアルバムに入ってる
「アンド・アイ・ラブ・ハー」はエンディングの繰り返しが
2回多いという、もう何してくれんねんアンタラという感じ(笑)

ああ、そういえばタイトル曲もステレオ盤では
フェイドアウトが若干長かった気がする。

そんなこんなでこのアルバムには金使ったなあ・・・。

このアルバムの個人的感想は
やっぱり「ジョンの仁王立ち」という感じw

「If I Fell」のコード進行に驚き
「You Can’t do That」のイントロの7thスライドギター、
そして怒濤のギターソロ。
「I’ll be Back」の美しさ。

もちろんポールの充実っぷりも見逃せないです。
「Things we Said Today」も名曲!
4トラックの採用からか、パーカッションや
ガットギターなんかの採用も増えて、
サウンドとしても一気に幅が広がったなあ、と感じます。

シングル曲も「A Hard Day’s Night」「Can’t Buy me Love」と
2曲も入っていて、初期の中では
このアルバムが一番オススメしやすいかなー。

このアルバムのWikipediaはこちらです。
ザ・ビートルズ楽曲データベースはこちら


Published inThe Beatles音楽

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