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7th「リボルバー」The Beatles

「ワン・トゥー・スリー・フォー、エッヘン!(咳)」という驚愕のオープニングインパクトを持つこのビートルズ7枚目のアルバム。

しかも「静かなる男」と揶揄されたジョージによる作品が、初めてオープニングに使われるという快挙。
そして新記録の1枚3曲の自作曲収録!

・・・・・いや、僕ジョージ好きなんですよ、勘違いしないで下さい(笑)

その「Taxman」の野太い印象的なベースラインに支配されながら、「ジャッジャー」と鳴り響く#9thコード。
ギター弾きの間では「ジミヘンコード」と言われたりするんですが、僕はあえて「タックスメンコード!」と言い張ってます(泣)

てなわけで「エーライロックになったな」というのが最初に聞いた印象。
すごくタイト、って言うんですかね。そんな感じ。

しかし2曲目「Eleanor Rigby」ではいきなりのストリングスのみ。
正直、「なんじゃー?」と思ったけど、この曲が実はシングル曲。
しかもB面(両A面扱い)はお気楽「Yellow Submarine」w

「シングルはアルバムに入れない」という決まり(あったのか?)は
このアルバムには適用されてないんだな、そういえば。

もう「Woo-!」言うて首振りまくってた人の面影ナッシング。
その「She Loves You」からたった3年、3年でこの変わり様。

この時期、ビートルズはライブ活動に嫌気がさしてたみたいで
世界のどこに行っても「ギャーー!」いうてまともに演奏聞かない客と
追っかけ回されてホテルにカンヅメの生活の繰り返しだったそうな。

「これならゆっくりスタジオにこもって曲作りたい」と思うのも
そりゃ無理ないって事なんでしょうか。
ギャー言われた事も女の子に追っかけ回されたこともないんで
正直、真意はわかりませんが・・

しかも唯一の来日公演の時には、すでにこのアルバムの
録音を終えていたそうで(!)
しかし演奏曲目はこのアルバムからは1曲もありませんでした。

余談ですが、日本のおとなしい客を前に4人は
ちょっと驚いたそうで、「めずらしく自分達の演奏が聞こえたw」と
感想を残しているそうです。

アルバムに話を戻すと、じっくり腰をすえて録音する事を
決めた4人はさまざまな実験を行っています。
なんせ、録音セッションの1曲目は、ラストの
「Tomorrow Never Knows」から始まったんですから!
実質1コードで突き進むこの曲は、最初のバージョンでは
今で言う「ループによるサンプリング」で録音されていて
なんとも音楽的早熟な部分を見せています。
声にエフェクターかける、ギターを逆回転で録音する
など、やりたい放題。

ビートルズレコーディングセッション」に書かれている事によると
この頃には実績も充分積んだビートルズは、
スタジオでのエンジニアへの発言権がどんどん上がっていた様です。
(最初は言われるままだったそうです。そりゃそうだわね)

E:「ジョージ、ちょっとギター音量下げて欲しいんだ」
ジョージ:「・・・・・ビートルズに向かってそんな口を聞くな」

なんという大出世。
・・・いや、僕、ジョージ好きなんですって!
あれやれこれやれってのを好きに言えるようになってたんだろなー。

そのジョージも「Love You Too」でインド汁120%満開。
でも個人的は「I Want to Tell You」が好き!
1991年ジョージ来日公演の時のオープニングだったしね。

ポールも超名曲「Here, There and Everywhere」を書き、
「Got to Get You into my Life」ではブラスセクション導入!

ジョンも「She Said,She Said」で、サイケギターバックに
「死ぬって事はどんな事かワシ知ってまっせ」と意味深に歌い
「I’m Only Sleeping」で「ワシャ眠いだけじゃー」と
逆回転ギターバックにカンペイちゃんの様に歌い
「And Your Bird Can Sing」では鳴り響くツインギターソロ!

・・・・・もうバラエティ豊かすぎ。
なんて発想力なんだ、この人らは。

このアルバムもアメリカでは、勝手に曲順組み替えられて
なんとジョンの曲はたった2曲に減らされてます(泣)
エンジニアにはエラそうに出来ても
遠いアメリカのレコード会社はまだ言う事聞いてくれんかw

モノラルとステレオのミックス違いは
「Tomorrow Never Knows」と「I’m Only Sleeping」が
出荷する国毎に微妙に違う、というコレクター泣かせ。

「Got to Get You into my Life」は
なんとフェイドアウト寸前のボーカルのフェイクが違うだけ
というこれまた・・・・・w
歌詞で言うと「Every Single Day of my Life」の部分の
歌い回しが全く違います。

前作の「ラバーソウル」に比べれば、
かなりざらついた感じがするなあ、という印象のこのアルバム。
BGMで流すにはちょっとキツイかなあ個人的には。
じっくりヘッドホンで「おお・・・」とか言いながら聴きたいですね(笑)
それこそ正座してね。

「リボルバー」のWikipediaはこちら。

スタジオワークの楽しさを知った4人は
この後、ライブ活動をしない、と宣言して一切のライブをやめます。

そしてあの超大作を造り上げる事になるのでした・・・・

ザ・ビートルズ楽曲データベースはこちら


Published inThe Beatles音楽

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