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「ドールズ」高橋克彦

なぜか家の本棚にあった作品(笑)
たぶん、誰かから借りっぱなしだったのかな・・

なんの先入観もなく読み始めましたが
なかなかおもしろい。

プロローグ
7歳の女の子がアヤシゲな男女が運転する車に
はねられてしまい
その女の子は口がきけなくなってしまう。

そして身体に、現代医学では考えられない異常が発生し
夜中に起き出してタバコ吸い出すわ
やたら、人形やグロイ歴史書に興味しめしだすわ・・・・・

周りの大人達はオロオロするばかりなんだけども
その中の一人である、人形師の仕事場に連れて行くと
実はこの女の子に江戸時代の人形師が
乗り移ってるということが判明。

こっからホラー部分は一気に薄くなって
歴史探索になってしまうんやけども
プロローグにて女の子を車でハネた男女に
話は一本化されていく。
(実ははねたのは父親と、不倫相手)

7歳の女の子が江戸言葉でしゃべるという
その気味悪さもなかなかおもしろいし
終わり方もどうやら続編を意識した作りになってます。
(女の子とその人形師が自由に入れ替われる様になった)

この作者の名前で検索すると、いっぱい「ドールズ」って名前でてくるので
たぶん続編もいっぱいあるんでしょうな。
また読んでみたい作品です。

・・・・なにか残るか、と言われれば微妙な作品でしたが・・・
不倫相手の女性が途中、全く話に絡んでこないので
「ええー!」って驚きがなかったせいかも知れません。

もっと途中でもバンバン出てくる人が、実は不倫相手だったとかなら
「おおっ」という驚きもあったかもですね。


Published in小説

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