2005年に日本国内にあるJR・私鉄の全駅訪問という偉業を成し遂げたトラベルライターの横見浩彦氏。その横見氏がたてたプランにマンガ家の菊池直恵さんらスタッフが振り回されるのを描いた楽しいマンガです。
それにしてもすごい偉業ですよねえ。
個人的には電車はどちらかというと「好き」な部類なんですけども、車両の違いとかまではわからない。
駅の風景とか、田舎の風景に単線がずーっと延びていくサマとかそういうのに惹かれるタイプです。
このマンガは全部で6巻(プラス増刊1)で終わっているのですが、どの巻も「えー、こんなことわざわざするの?」みたいな鉄道の楽しみ方が満載です。
だれがわざわざ東京から鹿児島まで
特急を使わずに移動しようと思うのでしょうか。
しかし、時間が許せばやってみたいと思ってしまう
僕みたいな人間にはこのマンガは最高におもしろかったです。
「効率」とかを最優先にする人には
たぶん意味がわからないマンガなんじゃないかなあ。
いつかは「トワイライトエクスプレス」に乗ってみたい!
と少しでも思うのであれば、このマンガを読んでみる価値はありますぜ。
鉄道という交通手段に秘められたロマン、
そしてその道を究めた男がいかに空気が読めないのか、という視点からでも最高に楽しめる漫画です。
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