パンクを聞き出した流れで、いろいろ文献をあさってる内に
「これは絶対に聞かないといけない」的な事が書いてあったので
「へえー」と思って聞いたのがこの「Setting Sons」。
ちなみにジャムの音を聞くのがこのアルバムが初めてだったんだけども、
3大パンクと言われるバンドの中で正直一番、ロックロックしてなかったのが第一印象。
どっちかというとビートルズのアルバムを聴いてる感じだった。
ピストルズやクラッシュ聞いてても、そんな感じ全くしませんし(笑)
冒頭の電話の音から「Girls on the Phone」が始まるんだけども、
最初の印象って「あ!BOOWYの『No! Newyork』の元ネタこれか!」
というまさに80年代バンドブームの申し子的な感想でした。
(アルバム『MORAL』に収録されているNo!NewYorkとベースライン同じなのです)
あ、あとビートルズを感じたのってギターがリッケンバッカーだというのもあるかもしれないですね。
このカリンカリンな音が「おお、ブリティッシュ!」って感じですごく好み。
あと、「スミサーズ・ジョーンズ」のストリングスバージョンも「サージェントペパー!」みたいな(笑)
やっぱ、このアルバムの一番は最後の「ヒート・ウェーブ」のカバーですね!
この血が騒ぐスピード感!
元々リンダ・ロンシュタッドのバージョンしか知らなかったので、この解釈にはぶっ飛びました。
個人的にはここからスタイル・カウンシルへの布石が始まってた予感がします。
というか、未だにジャムがパンクバンドに分類されてた方が不思議なんだよなあ。
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