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「夏子の酒」尾瀬あきら

自分はお酒が全く呑めないのですが、このマンガはとても興味深く読めました。

日本酒という物がどうやって出来るのか、そしてその原料の米に関する事、農業の現在過去未来などなど今で言う「スローライフ」を夢見る人にはぜひぜひオススメなマンガです。

作り酒屋の娘、夏子は東京でコピーライターをやっているのですが兄が死んだのをきっかけで幻のお米「龍錦」でお酒を造るべく実家に戻ります。
まずはお米を増やす事から始めるのですが、ここで農業、閉鎖的な田舎の空気の実態に直面する事になります。

読まなければ知らずにすんだ知識、とはいえ農薬の現状であるとか
日本酒造りの実態などなどとても興味深く読めました。

自分が呑まない人間なせいもあるかもしれないですね。
基本的にお酒が一升瓶でいくらするのかすら知らないわけですから
「へー、こんな手間かかるんやったら1本2万円ぐらいすんねやろなあ」と
勝手に思ったりしてw

途中の紆余曲折があまりにも多すぎて、読むのにへこたれるかも知れませんが
「これぞ農業」と想像すれば、自分が口にしてる物に対して
すごく優しい気持ちになれる事うけあいです。

だって、こんな自分が「日本酒呑んでみよっかなー」て思うんですから(笑)
米作りも日本酒造りも大事な日本の文化。
それにまつわる苦労や実態を知るには最適のマンガじゃないでしょうか。

青年誌での連載でしたがキスシーンぐらいしかないので
小学生のお子様にでも安心してオススメできますぜ。


Published inマンガ

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