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「狐罠」北森 鴻

友人から「これおもしろいよ」と借りた本。読み始めるといきなり大英博物館とか贋作の文字が。

ほほう「ギャラリー・フェイク」の世界ですな。
これが最初の印象。
しかもプロローグに出てくるキュレーターの名前「細野」だし(笑)

プロローグが終わって出てくるのは宇佐見という女性。
この旗師と呼ばれる女性が、同業者のタヌキ親父から贋作を売りつけられるのが物語の始まり。

気が強いこの宇佐見という主人公が、そのタヌキ親父に贋作を作って売りつけようとするが、そのうちにそのタヌキ親父の部下の女性が殺されてしまう。
緻密な計画が必要なこの仕掛けに絡んでくる二人の刑事。
そして浮かび上がる30年前の事件。
歯車があちこちで狂い始めるがもう戻ることはできない・・・

てな感じのお話。
「ギャラリー・フェイク」を全巻読んでいたので、
美術品や贋作などの知識はある程度頭にあったので
退屈することなくスラスラ読めました。
主人公が倒れて入院するあたりから、
一気に物語のテンポがよくなるんだけど
正直それまでがちょっと回りくどいなあと思いました。
馳星周の作品に慣れてるとどうしてもそう思うのかも知れませんが(笑)

この北森 鴻の作品は初めて読んだのだけれども
なかなかおもしろいですね。
ちょっと毒がない、というか物語はいいんだけども
記憶に残るフレーズとか台詞がないんですよねえ。

「不夜城」のラストの
「楊偉民を殺すために」とかの印象的な描き方を
ほとんどしない人なのかな。
まあ、これは単純に好みの問題なのかもですが(笑)

このお話は続編があるそうなので、ぜひ読んで見たいです。
個人的には☆4つ。


Published in小説

2 Comments

  1. uza uza

    そのシリーズを読むなら
    蓮杖那智シリーズも併せて読むと面白いですよ。
    こちらは民俗学側のお話です。
    それぞれの主人公が普通にお互いの話にでてきます。

    それぞれ交互にストーリーが進んだりするので時系列をそろえて読むとより面白いです。

    たしか4つくらいのシリーズで登場人物が関わりあっているはずです。

  2. Gaku Gaku

    >uza氏
    情報サンキュー!
    それもおもろそうやなー。また読んでみます!

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